材料や工費で効果的な費用削減

選ぶ外壁のスタイルで、家の外観が大きく変化します。
外壁塗装を検討する前に、まずは外壁の種類と特徴を知りましょう。

外壁の種類

モルタル系

・コンクリートに砂を混ぜた
セメントを吹き付けた凹凸のある見た目。
・左官仕上げではうろこ状などのデザインが取り入れ可能。
・塗り替えが容易で、デザイン性が高い。
・築15年以上経過する建築に多い外壁。
・水に弱くひび割れや、表面が浮く。

サイディング系

・窯業系、金属、木製、樹脂でできている
・パネル状の素材を貼るため、つなぎ目がある。
・木製、金属など使用できる素材が多い。
・金属でレトロ、木材でナチュラル系など表現可能。
・洋風の建築などによく使用される。
・材質の劣化で、反り部分から水が入り、腐食する。

ALC系

・吹き付けの凹凸があり、パネルのつなぎ目が特徴。
・パネルに加工されているので施工時間が短い。
・ビルに利用され、防火性、遮音性に優れている。
・耐久性が高く、物によっては50年前後保つ。
・低コストだが、防水性がなく、防水塗装が必要。

乾式タイル系

・タイル張り
・質感があり、高級な印象が出せる。
・塗り替えメンテが不要で長持ち。
・他の外壁工事に比べて、費用が高い。
・タイル選びだけでデザイン自由度は高くない。

屋根材系

屋根材としても外壁材としても使えて軽量。
・鉄板のためメタリックな表面でレトロ感が出る。
・主な素材にコロニアルとガルバリウムがある。
・色持ちや遮音性が低い傾向がある。
・サビに注意が必要。

今こそモルタル外壁

モルタル外壁は、日本の築15年以上の住居などに多く使われています。
モルタル外壁のメリットは、デザインや塗り替えがし易いことです。
そのため、塗り替えのタイミングで、デザイン変更が可能です。

また、左官仕上げで一部をウロコ模様にすることや、仕上げ材を変更して雰囲気を一新もできます。職人がその場で手作業で施工することから、デザインの自由度はかなり高いです。

例えば、一部にレンガを貼る、くり抜きや埋め込みなどのデザインも可能です。サイディングやALCなどのパネルと違い、モルタルにはつなぎ目がありません。
曲線の開口部を作るアール壁などもモルタルならではのデザインと言えます。

建物のカラー変更も容易なので、好みや家族の変化に合わせての塗り替えもできます。
好みの塗り方にしておき、今後のリフォームで子供夫婦に合わせて塗り替えるという人もいます。
また、木造に比べて防火性が高く、金属外装と比べると表面が熱くなりにくいことも大きなメリットです。

モルタルの種類

リジン系

砂壁のような印象を出すことができ、吹き付ける量で風合いが異なります。
和風な建築や和モダンな雰囲気、洋風建築にも合います。
砂を吹き付けることにより、隙間ができて遮音性や、遮熱性が上がる効果があります。汚れやすさが欠点です。

スタッコ系

スタッコは、仕上げ材を厚めに吹き付けるため、凹凸が大きく、重厚かつ高級な印象に仕上げることが可能です。見た目的には石壁のようにも見えるため、イタリア建築みたいな表現ができます。施工費用が比較的安価ですが、凹凸に汚れが溜まり汚れやすいです。

吹き付けスタイル

吹き付け後に、ローラーで玉を潰して塗装するので小さな凹凸がなく、水滴模様のようなツルッとした凹凸を持つ表面になります。施工費用が安価で、上塗りだけで劣化を修復できます。しかし耐久年数が低いので、上塗りで直すメンテナンス回数は多くなります。

左官仕上げ

塗料と砂を混ぜた壁材を使用して、壁に模様をつけることができます。扇仕上げなどの模様や、二色を混ぜたマーブルなど、プロの左官による味のある模様付けをすることができます。和、洋風建築のどちらにも合います。オシャレな飲食店などの外壁で多い外壁塗装です。

モルタル壁の豆知識

モルタルに関するメリット、デメリットとは。

水を弾くモルタル

モルタルには、塗料吹き付けなどの加工のほか、防水加工を施す必要があります。
凹凸があり、汚れやすいリシンやスタッコの仕上げには
セルフクリーニング効果のあるマジックコートを使うと良いでしょう。
マジックコートは、優れた親水性で、
壁に付着した汚れを雨水によって洗い流すことができます。
汚れやすい外壁に向いている加工です。

モルタルが劣化してしまう原因

外壁のモルタルが劣化する要因は様々です。
・モルタルの調合問題
・施工不良
・建物の構造問題
・地震などでの振動や圧力
・火災や太陽熱などでの温度変化
・凍結融解・水による侵食
モルタルの劣化要因としては、モルタル材料配合、下地処理不足といった施工不良があります。
また地震・構造問題の圧力や振動による劣化、太陽熱、水の侵食でも劣化が起こります。

外壁が劣化することによる日常生活への影響

モルタルは水に弱い特徴があります。
例えば、ヒビ割れから染みこんだ水が太陽熱で気化し、モルタルとコンクリートの接着部分を浮かせ剥がしてしまいます。
そうして剥がれた外壁が崩れ落ちたりする恐れもあり、危険です。
さらに、水が断熱材に入り込むと、断熱材や柱の鉄筋などを腐食させる恐れもあります。
窓と外壁のつなぎ目から、水漏れしてくることもあるため、外壁のケアは重要です。
劣化しているようなら修復を行ないましょう。

外壁のフィロームサインと費用目安